ぎっくり腰

ぎっくり腰とは急性腰痛の総称であり関節性、靭帯性、筋肉性のものがありますが、どれも軟部組織の柔軟性の低下が原因になります。
ほとんどの症例が筋肉性のぎっくり腰です。
それは、腰を支える筋肉に柔軟性が無い人が中腰で物を持つ事や、スポーツ中に筋肉に強い張力がかかり微小断裂することにより発症します。
また、それだけではなく、初めの痛みにより周囲の筋肉の緊張が増し周囲の筋肉までもが痛みの発生源になります。筋性防御と言われる現象です。

一昔前のぎっくり腰の治療と言えば安静第一でしたが最近の研究等では無理のない程度で動く事により、筋性防御で硬くなってしまった筋肉を緩め腰が正常に動く様になり早期回復が望めます。
そのためには深層の関節付近にある筋肉にアプローチすることが必要になってきます。
また、当院では鍼治療も行っており、すぐに仕事に復帰したい、レジャーやスポーツを行いたいといったご要望には鍼治療による痛みのコントロールも効果的です。
鍼治療の効果で代表的なものとして、その昔アメリカのニクソン大統領が中国に訪れた時に同行したNYタイムズの記者が現地で虫垂炎にかかり鍼麻酔でオペを受けたことでアメリカを中心に世界中で注目されたほどです